じばるどーね!

趣味、思想、妄想、学問、ごった煮ブログ

「~力」(ホニャララりょく)のいいところ・悪いところ

初投稿なのでまず軽く自己紹介

 はじめまして。くりすぷです。友人2人でEastChipsという名で最低週一ペースで交代で記事を書いていきます。趣味はグルメ、ゲームです。おいしいごはんと酒は好きだし、ゲームは主にホラーゲームをよくやります。そのうち趣味についても書いていきたいと思います。では、本題に入ります。

「~力」(ホニャララりょく)という表現のいいところ・悪いところ

 最初に、自己啓発本のタイトルやその内容を眺めてみると、意外にも「~力」(ホニャララりょく)を扱っていることが多いことに気づきます。具体的には、「そのためには、コミュニケーション力が必要である」だとか、「社会人には、行動力が大切である」というようによく使われています。おそらく文章を書いたり話すほうとしては、こういうようにまとめると、先ほどの例(社会人)で説明すると、社会人に必要な資質として行動という要素が存在していて、大切というからには社会人にはある程度の量の行動が必要なんだなという印象を与えることができるからだと思います。

 このような「~力」は何かに対する能力・技能という意味で使われていますが、ただ私が注意すべきだと読み手として思うこととして、意味通り、何かについて、しか言及されておらず、その1文自体には実際どれほど何をすればそういった能力・技能を手に入れられるかは書かれていません。先ほどの例だと、社会人には行動という要素が大切であることは分かりますが、具体的な行動すればいいか分かりませんし、どれほど行動すればいいか分かりません。たいてい、その部分は書かれていないので(それについて書かれていたとしても、方針だけで済んでいる)、逆に言えば、社会人には行動が必要で、社会人になったら積極的な行動を心掛けすればいいんだなという情報をつかめればいいことになります。

 伝える人として、行動力やコミュニケーション力といった「~力」は文章のまとめとしては非常に便利なのですが、今見てきたように、読み手としては、具体的に何をやるべきか分かりづらい表現です。そのため、「コミュ力を鍛えろ」というアドバイスは「コミュニケーションできることは重要だ」という情報にしかなってないので、その方法について自分で考える必要があります(もしかしたら、考えさせようとする意図があるのかもしれません)。

 以上、日常について考えたことでした。いかがでしたか。